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事業概要

平成27年度事業概要

平成27年度に学園が取組んできた事業の概要は次のとおりです。

1.学校法人杉野学園中長期計画の策定

 前回の中長期計画(平成20年7月策定)から7年が経過した。
平成25年8月より若手事務職員による検討会を開催していたが、平成27年度に計画案を作成し、杉野服飾大学・短期大学部教授会、ドレスメーカー学院教員会議で中村理事長より説明を行い、平成28年3月24日開催の理事会で中長期計画を決定した。策定した「杉野学園中長期計画」は、平成28年4月1日に開催した教職員全体会で、計画書を全教職員に配布し、理事長から説明をすることにより意識の共有を図っている。

2.創立90周年記念事業

 平成27年11月2日に杉野ホールで来賓の方々204名、学内教職員73名、学生101名列席のもとに創立90周年記念式典を挙行した。式典には中国から協定校の浙江理工大学、浙江紡織服装職業技術学院の先生方にもご出席頂き、中村理事長の式辞後文部科学省高等教育局私学部長杉野剛氏により文部科学大臣からのご祝辞を頂いた。続いて学生・卒業生の作品発表の場を提供して頂いている池浦正勝氏、故柳原操先生のご遺志を継がれ多額のご寄附を頂いた橘川雄一氏のお二人に感謝状を理事長より贈呈した。また、浙江紡織服装職業技術学院で授業を担当している大学教員5名を表彰、その後大学卒業の岩田翔氏、ドレメ卒業の朴鍾雨氏の二人の作品のショーが行われた。式典終了後小ホールで祝賀会が行われた。

3.杉野服飾大学日中服飾専門課程の教育の推進

 中国浙江省寧波紡織服装職業技術学院(高卒後3年生の服飾専科学校)と合作で同学院に開設した「杉野服飾大学日中服飾専門課程」は、平成22年9月に第1期生60名が入学して以来順調に運営されている。平成25年6月に第1期生が課程を修了し、杉野服飾大学に5名の編入学生を迎え、2期生からは14名が編入学したが、平成27年度には、3期生から16名の編入学生を迎えた。

4.国際交流の推進

 世界で活躍できるクリエータ育成のために、ベルギーアントワープ研修旅行をはじめ、夏期休暇を利用したイギリスの短期留学プログラムを実施した。春夏、秋冬コレクションを見学するパリコレクション見学旅行は、パリのテロ事件のため残念ながら中止することにした。協定校である中国浙江理工大学、ロシアモスクワ国立デザイン技術大学については、相互訪問を行い、ファッションコンテストへの参加や教員の特別講義等を実施した。

5.杉野服飾大学・短期大学部夏期セミナーと教員免許状更新講習の開催

 平成18年度から高校の家庭科教員を対象に実施しているセミナーは平成27年度で10回目を迎え、8月4日から6日までの3日間、内容を一部変更して実施した。昨年度まで教員作品をショー形式で発表していたが27年度よりショー形式を止め、解説付き展示形式とし、セミナー期間展示会場を設け展示と解説を行った。講座はドレス構成に関する6講座、手芸的な内容の2講座、講義系の2講座と受講の先生方との懇親会で構成し実施した。

また、教員免許状更新講習については、平成20年度の「予備講習」から文部科学省の認定を受けて開催してきているが、平成27年度も高、中、小学校の教諭(「家庭科」以外を含む)を対象として、「草木染め」「トートバッグ制作」「ドローイング」の3コースを設けて、8月4日(火)から6日(木)までの3日間、定員90名で実施した。更新講習では、受講者からの講習評価を受けているが、講習の内容・方法についての総合的評価では、最も高い「評価5」が「草木染め」では100%、「トートバッグ制作」では93%、「ドローイング」では87%であり、各講座とも極めて高い評価を受けた。なお、平成27年度については、8月5日(水)に公益財団法人「全国高等学校家庭科教育振興協会」主催「平成27年度産業・情報技術指導者養成研修」を本学の複数教員が講師となり開催した。本学教員による現職高等学校家庭科教員への講習であったが、こちらも順調に終了した。この研修会はこの数年、隔年本学で開催されているものである。

6.全国ファッションデザインコンテストの開催

 本学園が一般財団法人ドレスメーカー服飾教育振興会と共同で開催する全国ファッションデザインコンテストは、
平成27年度で53回目を迎え、10月10日(土)に本学園の杉野ホールで実施した。

7.杉野服飾大学附属図書館所蔵資料のデジタル化計画を推進

 平成22年3月よりPC接続型のマイクロフィルムリーダー機器による本館所蔵資料のデジタル化を開始した。当初マイクロフィルム保存分の卒業制作・卒業論文を対象に行っていたが、平成25年11月からは劣化の著しい「Vogue U.S.A.版」(昭和51年購入、ロール型マイクロフィルム)のデジタル化を最優先で行った。

8.杉野服飾大学短期大学部と品川区の協定及び社会貢献活動

 杉野服飾大学短期大学部では、品川区との協定に基づき、品川区八潮児童センターにおいて小学生・中学生を対象とした「Tシャツリメイク」のワークショップを行い、児童センター主催の夏フェスにも参加、飾りつけ、メイク、コーディネイト、演出などでファッションショーを盛り上げた。新しい取り組みが始まることとなった平塚児童センターでは児童を対象としたFIMOアクセサリー講座と、めだかクラブ(0歳児を対象に親子で季節行事や体操、工作などを楽しむクラブ)を対象にした赤ちゃんの汗取りパットを作成するワークショップを行った。その他の「社会貢献プログラム」の活動としては、近隣マンションなどの住民の方からなる夕陽会と、ドレメ通りの泰山木の花をモチーフにした親子ワークショップを、目黒商工まつりでは1日目にくるみボタン缶バッジ、2日目にレインボールームのワークショップを、目黒区民まつり(目黒のSUNまつり)ではポスター・チラシデザインを行った。また、MISC(目黒インテリアショップスコミュニティ)とのコラボレーションによる気仙沼支援活動としてインテリアの残布を使用した小物の制作・販売を行った。

9.ドレメサマーセミナーの実施

 ドレスメーカー学院では、毎年サマーセミナーを実施している。平成27年度からは、「杉野芳子アーカイブ研究)」と題し、杉野芳子先生の作品を1950年代、1960年代、1970年代と3つの時代に分け、3カ年計画で研究発表を企画した。第1回である平成27年度は、7月24日(金)の午前、1950年代の作品からインスパイアし、現代のファッションへと展開した作品発表と研究解説を行った。午後は佐々木新院長による「ニューヨークファッショントレンドセミナー」を開催した。

10.「新基礎テキスト」の編纂

 新しいドレメ式原型が完成して以来、教科書編集委員会よって新原型に基づく教科書の体系的な編纂を行ってきた。「ドレメニューパターンブック」最終冊⑤と「教師用解説書」が平成26年10月に刊行され、新原型に基づく教科書の編纂は一段落した。また、ドレスメーカー学院の教員によって進められている部分縫いの基礎に必要な「新基礎テキスト」を従来の2分冊から1冊に合本編纂する作業が進められた。修正箇所が多く、当初の平成27年度配布が遅れて平成28年度での配布を予定している。

11.小中学生に対するものづくり教室等の開催

 小中学生が服飾に関するものづくりを体験し、喜びを味わうことは小中学生の人間的成長に大きな意味を持つ。この観点からドレスメーカー学院では、品川区教育委員会と協力して、品川区内の小学生を対象とした「ドレメキッズスクール」を平成26年度に引き続き平成27年度も7月に実施した。

また、杉野服飾大学では、目黒区、品川区、大田区の中学生を対象に「中学生ファッショングッズセミナー」を平成22年度から行い、平成27年度も平成28年3月に実施した。平成22年度から開催している高校生対象のセミナー「共に目指すファッション」を平成27年度は平成28年3月20日、21日の2日間開催、2日目には本人が制作したワンピースを着装してファッションショー形式で発表を行った。ショーには本人の通う高校の家庭科教師、保護者、友人へ招待状を送り、本学ショー会場にお招きし、共に達成した成果を見学してもらう機会となった。

12.杉野学園衣裳博物館企画展の開催

 杉野服飾大学は平成23年度から平成25年度まで、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の選定を受け、研究プロジェクト「ファッション創造における芸術的技法の解析研究」の調査・研究を行った。その研究成果及び資料を、杉野学園衣裳博物館において平成27年度企画展「ラグジュアリーブランドのジャケット―オートクチュールとプレタポルテ―」として、平成27年4月1日から平成28年2月13日まで公開した。入館者数は2,258名であった。また、企画展にあわせてカタログを制作し、販売を行った。

13.目黒商工まつり「目黒リバーサイドフェスティバル」への参加

 平成24年度より目黒区商工会議所が主催する目黒商工まつり「目黒リバーサイドフェスティバル」に参加している。平成27年度は、杉野服飾大学、杉野服飾大学短期大学部、ドレスメーカー学院それぞれの特色を活かした展示とワークショップ「絵を描こう」「チャームを作ろう」「ステンシル染色」等を計画し、実施した。また目黒区商工まつりが取り組んでいるごみゼロキャンペーン啓蒙活動に今年度も学生自治会の学生が参加し、学生としての社会貢献活動の一助を担った。

14.アトレ目黒店とのコラボレーション企画

 目黒駅のショッピングセンターatre目黒店が実施している「アトレとお客様、街(地域)とつながり、共に明日を育んでくイベントa+(アトレト)」に平成25年度から本学も参画し、アトレ目黒店内で本学の特色を活かしたワークショップや展示を開催、地域連携を推進している。平成27年度は「母の日イベント」「クリスマスイベント」などのワークショップと出店靴下メーカーとのコラボレーション「靴下デザインコンペ」を実施し、応募デザイン中3点の商品化を獲得した。今後も引き続きコラボレーションを展開していく。

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