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事業計画


令和3年度事業計画

令和3年3月29日

1. 第3期中期計画の推進

 杉野学園がその経営に関わる中期計画を初めて策定したのは平成20年7月である。当時と比較すると社会状況の変化を反映して学園が経営する各学校への志願者数と入学者数は大きく変化している。また、中期計画の中で立案していた大学の大学院新設、専攻科の新設、杉野ホールの建設、さらに、昭和48年以前の建築に係る建物の耐震化についても、主要な施設の耐震化工事を完了することができた。このような中、18歳人口の長期的な減少傾向、卒業生の主な就職先であるアパレル・ファッション産業の長期的な展望、第2期の学園の中期計画期間中における入学者数の推移に鑑み、令和3年度から始まる杉野学園の第3期中期計画を策定してきた。第3期中期計画に沿い、各学校の教育活動の外部への発信を強化して志願者数の増加を実現し、財務基盤の強化を進めて行く。
 昨年度は、新型コロナウイルスの影響により、各学校・園の閉鎖や校内消毒等多大な業務に終始した。その結果、学園からコロナウイルス感染者を出すことはなかった。本年度も、昨年同様、新型コロナウイルス対策を徹底し、学生・生徒・園児が安全にかつ安心して修学できるよう努める。また、大学を初め各学校が分散授業や遠隔授業を滞りなく実施できるよう、教育環境の整備に努める。
 国の高等教育の修学支援新制度が令和2年4月から開始し、杉野服飾大学、杉野服飾大学短期大学部、ドレスメーカー学院共に支援対象校として認定された。この制度により令和2年度中に授業料減免と給付型奨学金の受給者は杉野服飾大学生63名、杉野服飾大学短期大学部生11名、ドレスメーカー学院生29名であった。令和3年度においても、コロナの影響など経済的理由で学業が継続できない学生への支援を含めて学生生徒への支援を推進する。

2. 教育活動情報の発信の強化

 令和2年度にホームページの各サイトの編集委託業者を新規に契約し、ホームページを刷新した。また紙媒体による広報活動を圧縮し、IT媒体による広報活動を拡充してきたが、この方針を一層強化する。
 令和3年度においては、大学の各学科のコース・専攻の教育活動の中からITによる発信が望ましい情報を入試広報部の情報発信作業チームに提供するための組織として、学生募集実行委員会を改組し、各学科の適任者によるプロジェクトチームを発足させる。
 ドレスメーカー学院についても、各学科の適任者によるプロジェクトチームとして新しい「広報活動委員会」を発足させる。
 これらの体制によって、誘導的WEB広告の実施、SNSの有効利用、高校生・留学生を対象とした計画的な広報活動を推進する。

3. 外部評価の実施による授業改善

 杉野服飾大学では、学生による授業アンケート、学生との意見交換会を実施するほか、企業・卒業生による外部評価を実施している。
 令和2年度は新型コロナウイルス禍ということもあり、多くの本学学生を採用していただいている企業数社と現在もアパレルで活躍している各コースからの卒業生数名ずつに依頼し、外部評価アンケートを行った。アンケート結果を基にコース主任が授業改善案を作りできることから改善を試みている。また、その内容は自己点検委員会でも意見を聞いて今後に役立て令和3年2月25日にホームページにもアップした。令和3年度もこの外部評価を継続して実施し授業改善をしていく予定である。

4. 杉野服飾大学の教育活動

 平成30年度に新設した服飾表現学科は、今年度で完成年度を迎える。
 令和2年度に学長裁量経費等を活用し日野校舎に動画編集ソフトを搭載したPCや舞台衣裳制作用の特殊ミシンを整備し、授業で活用している。令和3年度は初めての卒業制作発表が充実したものとなるように検討していく。
 令和3年度の授業については、服飾造形教育に係る専門領域であり、衣裳制作や実習等の授業を多く実施することから、対面授業を基本として実施して行く方針である。目黒校舎においては大型ディスプレイを活用して分散授業を行うなどコロナ対策に万全を期している。また、昨年同様、必要に応じて遠隔授業も取り入れて行く。
 平成16年度から始まった「教員作品集」は17回目となる。1年間の研究成果として造形系の教員による作品集は高校訪問等に役立てられ、実物作品は学内の展示室等で在校生にも先生方の作品を観る機会として展示を行っている。この取り組みにより、若手助手の育成にも役立っている。

5. 杉野服飾大学短期大学部の教育活動

 令和3年度の授業は、2年6月以降の授業に引き続いて対面授業を実施する。令和3年度には学生募集を停止したが、在校生と新入生の授業については、前年度と同様に充実した教育を確保する。

6. ドレスメーカー学院の教育活動

 ドレスメーカー学院は、本年度も自己点検・評価委員会を中心とした点検・評価を推進する計画である。その一環として7月と11月に「教育課程編成委員会」を、2月と3月に「学校関係者評価委員会」を開催して外部評価を受け、改革に取り組み、その内容を公表する。また本年度は、平成29年度に職業実践専門課程として認定を受けた服飾造形科とファッションビジネス科がフォローアップの実地調査の対象となるのでその申請に取り組む。
 令和2年度は、平成30年度に重点項目として掲げたカリキュラム改革が1年次に実施され、またバージョンアプしたCADの設置によって3D CADの授業もアパレル技術科と高度アパレル専門科で実施した。実施後の課題を分析しながら令和4年度に向けてPDCAサイクルで教育改革に取り組む計画である。

7. 杉野幼稚園の幼児教育の推進

 創立50周年を終え令和3年度は新たな一歩として、幼児教育無償化を考慮しながら保護者が子どもを入園させやすい環境、幼稚園の保育体制を整えていく。未就園児対象のイベントやプレ保育の充実により、引き続き幅広く地域の幼児教育に貢献できるよう努める。
 また今年度から、以前から保護者からの要望があった幼稚園バス(園児送迎用)の運行が始まる。保護者にはITC化で導入した連絡アプリの活用を広げ、バス到着時刻等の連絡にも利用し利便性を高める予定である。幼稚園バスの運行により広く園児の獲得に務める。

8. 杉野服飾大学日中服飾専門課程の教育の推進

 中国浙江省寧波市所在の浙江紡織服装職業技術学院(高卒後3年制の服飾専科学校)と合作で同学院に平成22年9月に開設した「杉野服飾大学日中服飾専門課程」は、毎年80から90名の学生を迎え順調に運営されている。令和2年12月には、浙江省教育庁から国際化特色学校に省内50校ある職業学校の中から6校が選定されその中の1校に選ばれた。同じく、浙江省高水準職業学校として服装服飾学院(杉野服飾大学日中服飾専門課程)が15校の中の1校に選定された。また、毎年卒業生の数名が杉野服飾大学に編入学しているが昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大により、来日がずれ込みオンラインで履修していた4名の学生が11月に来日した。令和3年度も第9期生12名と昨年度来日できなかった2名の学生が編入する予定である。本年度も引き続き日中服飾専門課程の教育を推進する。
 平成26年度から日中服飾専門課程の学生を招聘して行っている「杉野服飾大学で日本のファッションと文化を見て学ぶ短期研修旅行」は、新型コロナウイルス感染拡大により昨年度は中止した。本年度開催については感染の状況を見て判断する。

9. 国際交流の推進

 例年、ベルギーアントワープ研修旅行をはじめ、パリ・プレタポルテコレクション研修旅行、夏期イギリスの短期留学プログラム、その外ニューヨーク州立ファッション工科大学で学ぶニューヨークファッション研修旅行などを企画し、学生の国際感覚を身につける機会を数多く設けて開催していたが、昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大の
影響により全て中止した。
 また、交流協定を締結している中国浙江理工大学、A.N.コスイギン名称ロシア国立大学とは、相互のファッションコンテストへの参加や教員の特別講義、学生の研修旅行など交流していたが、昨年度は中止した。
 令和3年度は、これらの国際交流については、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染状況に対応して、オンラインでの交流等コロナ禍における国際交流を推進し、連携を強化する。
 令和3年度は、これらの国際交流については、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染状況に対応して、オンラインでの交流等コロナ禍における国際交流を推進し、連携を強化する。

10. 教員免許状更新講習の開催停止

 教員免許状更新講習については、平成20年度の「予備講習」から文部科学省の「認定」を受け毎年開催してきているが、新型コロナ感染状況と実技を重視する本学の講習方法の性格から令和3年度については、開催を一時停止することとする。
 ただし、令和4年度の開催については、令和3年度中に開講講習内容、定員数、担当者、開催日程等について、改めて検討を行い、結果によって、令和4年2月に「電子申請」手続きを行い、3月に「認定」を受け、4月から本学ホームページで開催要領を公表して受講者の申し込みを受付ける計画である。

11. 全国ファッションデザインコンテストの開催

 本学園が一般財団法人ドレスメーカー服飾教育振興会と共同で開催する全国ファッションデザインコンテストは、昨年は新型コロナウイルス染拡大の影響により開催中止した。本年は58回目を迎える。本年は新型コロナウイルス禍の状況に対応しながら、本審査、表彰等を行う予定である。なお、令和3年度の本審査は10月23日(土)に本学園の杉野ホールで実施する予定である。

12. 杉野服飾大学附属図書館セキュリティ強化と所蔵資料のデジタル化

 昨年度は附属図書館内で稼働中のPCをWindows10へ更新し、セキュリティ強化を図った。令和3年度は、入退館システムとマイクロフィルムリーダーシステムについてWindows10対応に更新し、セキュリティ強化を進める。
 また、図書館のメインシステムである「情報館」用サーバー機を耐用年限(5年)毎の買い替えを昨年度末に行った。令和3年度はWEB OPAC用サーバーの更新を行う。これらの機器のセキュリティ強化に伴い、より一層の迅速で安定したサービスが提供できる。
所蔵資料のデジタル化計画は、令和3年度も継続する。新たに本学オリジナルデータベース「服飾関係主要新聞記事」の本文のデジタル化を開始する。

13. 杉野服飾大学短期大学部の社会貢献活動

 短期大学部では2年次の必修科目「社会貢献プログラム」において協定を締結した品川区の児童センター2件を含む5件の団体と活動を行っている。地域社会にも認知され、八潮児童センター、平塚児童センター、目黒リバーサイドフェスティバル、雅叙園マンション・夕陽会などとの交流を目的としたワークショップや気仙沼支援活動(目黒に在住するインテリアショップから提供される生地で雑貨を作り販売、売り上げを支援)などを継続実施してきた。また、1年次では「社会貢献プログラム」の事前講習という意味合いで「社会貢献プレゼミ」として、目黒リバーサイドフェスティバル・目黒区民まつり(さんままつり)でのボランティア、八潮児童センターでのワークショップ(ぞうきんアート)、品川区認可保育園キッズガーデン品川上大崎でのワークショップ、入学前講座のティーチングアシスタントなどの活動を実施してきた。
 昨年度は、新型コロナウィルス感染の影響でソーシャルディスタンスの配慮や実施時期等を数次にわたり提案してきたが、中止に追い込まれてしまった。このように令和3年度も予測がつかないが、取り組み方を吟味し、できれば例年通りに、駄目な場合もその中でできる有意義な社会貢献活動をとして実行する予定である。

14. ドレスメーカー学院の社会貢献活動

 産経新聞主催の衣服のリユースでパラスポーツを応援する「ふくのわプロジェクト」と協力のもと、リユースの専門家の指導を受けながら回収した古着を学園祭で販売し、その収益金をこのプロジェクトに寄付する活動を29年度から行っている。本年度も新型コロナウイルス禍の状況に対応して実施する。
 域貢献のため「品川エコフェスティバル」、「目黒商工祭り」が開催されれば、ワークショップを実施する。残布を品川区の発達障害者支援施設に提供して自立支援の協力を行う。

15. 杉野学園衣裳博物館企画展・常設展示の開催

 昨年度、新型コロナウイルス感染症の流行のため開催が延期になっていた企画展「明治の錦絵にみる装い」を4月12日から7月30日まで開催する。収蔵品の「錦絵」に描かれた事柄や時代背景に着目し、日本の洋装化の始まりを錦絵と服飾品で辿る企画展である。企画展開催に際し、令和2年度に作成した展示内容をまとめた小冊子の販売とポスターとチラシを作成・配布し、幅広く広報活動を行う。
 また、後期には博物館収蔵品による常設展示を行う予定である。

16. 目黒商工まつり・目黒リバーサイドフェスティバルへの参加

 目黒商工会議所が主催する目黒商工祭り「目黒リバーサイドフェスティバル」に平成24年度から大学、短大、ドレスメーカー学院3校が参加して、各校の特色を活かした作品展示やワークショップを行っている。また、学生自治会の学生は、目黒区商工まつりが取り組んでいるごみゼロキャンペーン啓発活動に社会貢献活動の一つとして参加している。令和3年度も目黒商工会議所の開催の有無に従い、本学も感染状況を見ながら参加を判断する。

17. アトレ目黒店とのコラボレーションと中学生に対するものづくり教室等の開催

 目黒駅のショッピングセンターアトレ目黒店、出店会社㈱銀座マギーと大学モードクリエーションコース、インダストリアルパターンコース、ファッションプロダクトデザインコースなどとの産学連携は、平成25年度より継続して行っている。
 昨年度は、新型コロナウイルス禍のため、例年のような作品制作・展示などはできなかったが、引き続き、産学連携を強化、推進する。
 また、大学ファッションプロダクトデザインコースでは、例年目黒区、品川区、大田区の中学生を対象に「中学生ファッショングッズセミナー」を開催しているが、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大により中止した。本年度は現時点では令和3年3月に実施する予定であるが、感染状況により中止の場合もある。