事業計画
令和5年度年度事業計画
令和5年3月28日
1. 第3期中期計画の推進
杉野学園がその経営に関わる中期計画を初めて策定したのは平成20年7月である。当時と比較すると社会状況の変化を反映して学園が経営する各学校への志願者数と入学者数は大きく変化している。また、中期計画の中で立案していた大学の大学院新設、専攻科の新設、杉野ホールの建設、さらに、昭和48年以前の建築に係る建物の耐震化についても、主要な施設の耐震化工事を完了することができた。このような中、18歳人口の長期的な減少傾向、卒業生の主な就職先であるアパレル・ファッション産業の長期的な展望、第2期の学園の中期計画期間中における入学者数の推移に鑑み、令和3年度から始まる杉野学園の第3期中期計画を策定してきた。第3期中期計画に沿い、各学校の教育活動の外部への発信を強化して志願者数の増加を実現し、財務基盤の強化を目指す。
令和5年度にあっては、大学に新たに服飾文化学科を開設するなど、服飾教育の充実を図って行く。
新型コロナウイルスの影響については、昨年同様感染対策を徹底し、学生・生徒・園児が安全にかつ安心して修学できるよう努める。
国の高等教育の修学支援新制度が令和2年4月から開始され、杉野服飾大学、ドレスメーカー学院共に支援対象校として認定されている。令和5年度も、コロナの影響など経済的理由で学業が継続できない学生への支援を含めて学生生徒への支援を推進する。
令和5年度は、これまで準備を進めてきた大学校舎の冷暖房設備の更新を年次計画に沿って着手し、教育環境の改善を進める。
令和5年度にあっては、大学に新たに服飾文化学科を開設するなど、服飾教育の充実を図って行く。
新型コロナウイルスの影響については、昨年同様感染対策を徹底し、学生・生徒・園児が安全にかつ安心して修学できるよう努める。
国の高等教育の修学支援新制度が令和2年4月から開始され、杉野服飾大学、ドレスメーカー学院共に支援対象校として認定されている。令和5年度も、コロナの影響など経済的理由で学業が継続できない学生への支援を含めて学生生徒への支援を推進する。
令和5年度は、これまで準備を進めてきた大学校舎の冷暖房設備の更新を年次計画に沿って着手し、教育環境の改善を進める。
2. 教育活動情報の発信の強化
令和2年度のホームページの刷新に伴いIT媒体による広報活動を拡充してきた。
令和3年度より、大学の各学科のコース・専攻の教育活動の中からITによる発信が望ましい情報を入試広報部の情報発信作業チームに提供するための組織として、学生募集実行委員会を改組し、各学科の適任者によるプロジェクトチームを発足させた。
ドレスメーカー学院についても、各学科の適任者によるプロジェクトチームとして新しい「広報活動委員会」を発足させた。
これらの体制によって、誘導的WEB広告の実施、SNSの有効利用、高校生・留学生を対象とした計画的な広報活動を行って来た。今後は、写真だけでなく動画を強化し、更に精度を上げて、若者に人気のInstagram、TikTok、など学生発信のSNSを駆使し本学の教育情報を発信していく。また、高校の進路指導、担任等と双方向でコミュニケーションが取れるWebシステム【SYMPA】を活用して高校に直接情報を発信してコミュニケーションの強化を図る。
令和3年度より、大学の各学科のコース・専攻の教育活動の中からITによる発信が望ましい情報を入試広報部の情報発信作業チームに提供するための組織として、学生募集実行委員会を改組し、各学科の適任者によるプロジェクトチームを発足させた。
ドレスメーカー学院についても、各学科の適任者によるプロジェクトチームとして新しい「広報活動委員会」を発足させた。
これらの体制によって、誘導的WEB広告の実施、SNSの有効利用、高校生・留学生を対象とした計画的な広報活動を行って来た。今後は、写真だけでなく動画を強化し、更に精度を上げて、若者に人気のInstagram、TikTok、など学生発信のSNSを駆使し本学の教育情報を発信していく。また、高校の進路指導、担任等と双方向でコミュニケーションが取れるWebシステム【SYMPA】を活用して高校に直接情報を発信してコミュニケーションの強化を図る。
3. 認証評価の受審
令和5年度に杉野服飾大学では日本高等教育評価機構による「認証評価」を受審する。これは、学校教育法第109条第2項の規定に沿って、7年間ごとに文部科学大臣の認証を受けた機関による評価を受けるものである。
具体的な日程は、6月に「杉野服飾大学 自己点検評価書」「エビデンス集(データ編)」「エビデンス集(資料編)」の必要部数と電子データを提出し、10月25日~27日に実地調査を受ける予定である。大学自己点検評価委員会は、令和4年度当初から準備を開始している。この準備機会を活用して授業改善につながる「内部質保証」を効果的に実施していく組織体制を改めて整えてきた。具体的には「教学マネジメント機関」の設置である。本学では、内部質保証を担当する委員会は設置せずに「教学マネジメント機関」「大学自己点検評価委員会」を中心に内部質保証の向上を図っていく。令和5年度の「認証評価」から更なる知見を得て、授業改善をはじめ学内改善に努めていきたい。
具体的な日程は、6月に「杉野服飾大学 自己点検評価書」「エビデンス集(データ編)」「エビデンス集(資料編)」の必要部数と電子データを提出し、10月25日~27日に実地調査を受ける予定である。大学自己点検評価委員会は、令和4年度当初から準備を開始している。この準備機会を活用して授業改善につながる「内部質保証」を効果的に実施していく組織体制を改めて整えてきた。具体的には「教学マネジメント機関」の設置である。本学では、内部質保証を担当する委員会は設置せずに「教学マネジメント機関」「大学自己点検評価委員会」を中心に内部質保証の向上を図っていく。令和5年度の「認証評価」から更なる知見を得て、授業改善をはじめ学内改善に努めていきたい。
4. 外部評価の実施による授業改善
杉野服飾大学では、学生による授業アンケート、学生との意見交換会を実施するほか、企業・卒業生による外部評価を実施している。
令和2年度から新型コロナウイルス禍ということもあり、多くの本学学生を採用していただいている企業数社と現在もアパレルで活躍している各コースからの卒業生数名ずつに依頼し、大学外部授業評価アンケートを行った。アンケート結果を基にコース主任が授業改善案を作り、できることから改善を試みている。また、その内容は自己点検評価委員会でも意見を聞いて今後に役立て令和5年2月1日にホームページにもアップした。令和5年度は令和3年度完成年度を迎えた服飾表現学科の卒業生も就職後1年間経つことから服飾表現学科5専攻も加えてこの外部評価を継続して実施し授業改善をしていく予定である。
令和2年度から新型コロナウイルス禍ということもあり、多くの本学学生を採用していただいている企業数社と現在もアパレルで活躍している各コースからの卒業生数名ずつに依頼し、大学外部授業評価アンケートを行った。アンケート結果を基にコース主任が授業改善案を作り、できることから改善を試みている。また、その内容は自己点検評価委員会でも意見を聞いて今後に役立て令和5年2月1日にホームページにもアップした。令和5年度は令和3年度完成年度を迎えた服飾表現学科の卒業生も就職後1年間経つことから服飾表現学科5専攻も加えてこの外部評価を継続して実施し授業改善をしていく予定である。
5. 杉野服飾大学の教育活動
令和4年度は卒業制作発表を服飾学科では昨年同様コロナ禍ということで無観客録画するが、表現学科は人数も少ないことから有観客で日野校舎にて発表を行った。どちらも録画映像を撮影し、3月上旬から学修支援システム「manaba」にて在校生に発信を行った。今後は学生から許可の署名を行い、ホームページに卒業制作発表の抜粋を配信し、高校生等に向けて公開を行う。
令和5年度4月からは時短でなく今まで通りの時間で平常授業を行う。これにより、コロナ感染症流行前の状態にすべて戻ることとなる。
令和5年4月に服飾文化学科を新設した。新設学科は、服飾文化の伝統や歴史を学び豊かでサスティナブルな未来のファッションの創造を目指す。本年度から初年次が始まるが、今後のさらに内容を精査し、設備等を含めて整備を進める予定である。
更には、今後は若手教員のスキルアップや育成のため積極的に研究を促し、本学の紀要への発表や学会発表を行うように指導する。これらの取組みにより、教員の研究能力の向上を図っていく予定である。
令和5年度4月からは時短でなく今まで通りの時間で平常授業を行う。これにより、コロナ感染症流行前の状態にすべて戻ることとなる。
令和5年4月に服飾文化学科を新設した。新設学科は、服飾文化の伝統や歴史を学び豊かでサスティナブルな未来のファッションの創造を目指す。本年度から初年次が始まるが、今後のさらに内容を精査し、設備等を含めて整備を進める予定である。
更には、今後は若手教員のスキルアップや育成のため積極的に研究を促し、本学の紀要への発表や学会発表を行うように指導する。これらの取組みにより、教員の研究能力の向上を図っていく予定である。
6. ドレスメーカー学院の教育活動
令和5年度も自己点検・評価委員会を中心とした点検・評価を推進する計画である。その一環として11月と12月に「教育課程編成委員会」を、2月と3月に「学校関係者評価委員会」を開催して外部評価を受け、改革に取り組み、その内容を公表する。また、令和6年度に第三者評価を控えており、令和5年度の自己点検・評価委報告書の提出が必要となる。
令和5年度からファッションビジネス科のカリキュラムを改定した内容で実施する。
また、コロナ禍で実施を見送っていたドレメセミナーについて、今年度は7月23日(日)に実施する。
更に学生や指定校等のテキストとして使用する「Doreme New Pattern Book」を令和6年度の発行を目指し教員が取り組む計画である。
令和5年度からファッションビジネス科のカリキュラムを改定した内容で実施する。
また、コロナ禍で実施を見送っていたドレメセミナーについて、今年度は7月23日(日)に実施する。
更に学生や指定校等のテキストとして使用する「Doreme New Pattern Book」を令和6年度の発行を目指し教員が取り組む計画である。
7. 杉野幼稚園の幼児教育の推進
保護者が幼稚園を選択する際、検索しやすいように今年度よりホームページをスマホ用にリニューアルし、保護者が求める情報(園の様子ブログ、バスルート等)を掲載し、園の魅力を広くアピールして園児獲得を狙う。
近年の猛暑日を受け、保護者からエアコン導入の要望や問い合わせが多く、安心安全な環境設備充実を図る為にエアコン導入のための準備を進めていく。
外部の研修及び、園内研修を充実させ、教職員の質の向上に努める。
近年の猛暑日を受け、保護者からエアコン導入の要望や問い合わせが多く、安心安全な環境設備充実を図る為にエアコン導入のための準備を進めていく。
外部の研修及び、園内研修を充実させ、教職員の質の向上に努める。
8. 杉野服飾大学日中服飾専門課程の教育の推進
中国浙江省寧波市所在の浙江紡織服装職業技術学院(高卒後3年制の服飾専科学校)と合作で同学院に平成22年9月に開設した「杉野服飾大学日中服飾専門課程」は、毎年80名から90名の学生を迎え令和4年9月には、転入生1名を含めた90名が入学し順調に運営されている。
服飾造形など本学が担当する授業については、毎年現地に教員を派遣していたが新型コロナウイルス感染症拡大の影響により派遣できなかったため、ここ数年オンラインで授業を実施している。入国制限など緩和され、ビザの取得が可能であれば、現地での授業を再開することとしている。
毎年卒業生の10名前後が杉野服飾大学に編入しており、ここ3年間は新型コロナウイルス感染症拡大のため、来日時期が変則ではあったが、9期生12名、10期生3名が来日した。令和5年度は11期生12名が4月に編入学する予定である。引き続き、日中服飾専門課程の教育を推進する。
平成26年度から日中服飾専門課程の学生を招聘して行っている「杉野服飾大学で日本のファッションと文化を見て学ぶ短期研修旅行」は、3年間中止している。今後再開するかは、中国の学校と協議し判断する。
服飾造形など本学が担当する授業については、毎年現地に教員を派遣していたが新型コロナウイルス感染症拡大の影響により派遣できなかったため、ここ数年オンラインで授業を実施している。入国制限など緩和され、ビザの取得が可能であれば、現地での授業を再開することとしている。
毎年卒業生の10名前後が杉野服飾大学に編入しており、ここ3年間は新型コロナウイルス感染症拡大のため、来日時期が変則ではあったが、9期生12名、10期生3名が来日した。令和5年度は11期生12名が4月に編入学する予定である。引き続き、日中服飾専門課程の教育を推進する。
平成26年度から日中服飾専門課程の学生を招聘して行っている「杉野服飾大学で日本のファッションと文化を見て学ぶ短期研修旅行」は、3年間中止している。今後再開するかは、中国の学校と協議し判断する。
9. 国際交流の推進
コロナ禍前は、ベルギーアントワープ研修旅行をはじめ、パリ・プレタポルテコレクション研修旅行、夏期イギリスの短期留学プログラム、その外ニューヨーク州立ファッション工科大学で学ぶニューヨークファッション研修旅行などを企画し、学生の国際感覚を身につける機会を数多く設けて開催していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりここ3年間中止している。今後の実施については感染状況や国際情勢など見ながら検討する。オンライン語学留学については、学生に情報提供し希望学生に併せて実施する。また、交流協定を締結している中国浙江理工大学との相互交流についても相手校と協議しながら進めていくと同時に、新たな協定校を模索し国際交流の強化を図る。
10. 全国ファッションデザインコンテストの開催
本学園が主催する全国ファッションデザインコンテストは本年、60回目を迎える。
前年同様に本審査、表彰等を行う計画である。令和5年度の本審査は10月14日(土)に本学園の杉野ホールで実施する予定となっている。
前年同様に本審査、表彰等を行う計画である。令和5年度の本審査は10月14日(土)に本学園の杉野ホールで実施する予定となっている。
11. 杉野服飾大学附属図書館の利用サービス拡大
学外者への利用サービスとして実施している年間登録制度は、これまで元教職員と卒業生を対象としていたが、令和5年度より高校生もサービスの対象とする。ただし、服飾に興味関心を持ち、探究及び調べ学習をする高校生に限る。このサービスの拡大は、高校生の学修支援と本学入学希望者の獲得、高大連携、本学入学後の円滑な学修支援を目的とするものである。
さらに、これまで有料であった年間登録制度の登録料・更新料を無料とする(ただし再発行料は有料)。年間登録制度利用者の利用時間は開館時間内、利用範囲は閲覧・複写に限る。
政府指針の変更に伴う学内のコロナ対策緩和により、上記サービス及びこれに関する広報を開始する。高校生への広報は入試広報課と相談の上、実施する予定である。
さらに、これまで有料であった年間登録制度の登録料・更新料を無料とする(ただし再発行料は有料)。年間登録制度利用者の利用時間は開館時間内、利用範囲は閲覧・複写に限る。
政府指針の変更に伴う学内のコロナ対策緩和により、上記サービス及びこれに関する広報を開始する。高校生への広報は入試広報課と相談の上、実施する予定である。
12. 杉野学園衣裳博物館企画展・常設展示の開催
4月10日から7月28日まで「2023年度前期展示 色をよそおう ― 黒いドレスを中心に ―」展を開催する。服飾における重要な要素のひとつである色彩に焦点を当てて展示を行う。1階展示室では「黒のよそおい」の代名詞とも言われる「リトル・ブラック・ドレス」を中心とした黒を用いたドレスを、また2階展示室では色鮮やかなドレスを展示し、色による表現の違いを視覚的に体感することを目的とする。特に、新入生にとって服飾と色との関わりを認識するきっかけとなるよう配慮するとともに、一般見学者にとっても知識を深める内容となることを目指す。また、後期には内容を変更し博物館収蔵品による展示を行う予定である。
なお、入館に際しては引き続き感染症拡大予防の観点から、換気や手指消毒、入館人数の制限などの感染症拡大予防策をとる。
なお、入館に際しては引き続き感染症拡大予防の観点から、換気や手指消毒、入館人数の制限などの感染症拡大予防策をとる。
13. 夏期セミナーの再開準備と中学生に対するものづくり教室等の開催
コロナ禍により中止してきた高校の教員に向けての「夏期セミナー」について、以前からの参加者アンケート意見も取り入れて、10月頃までにセミナーで使用する試作によりセミナー内容の充実を図り、DM作成によりホームページ等にも掲載する。令和6年からの再開を検討している。
令和5年度からは、目黒区、品川区、大田区の中学生を対象に「中学生ファッショングッズセミナー」が再開できるように検討する予定である。
その他産学連携事業も積極的に検討し行っていく予定である。
令和5年度からは、目黒区、品川区、大田区の中学生を対象に「中学生ファッショングッズセミナー」が再開できるように検討する予定である。
その他産学連携事業も積極的に検討し行っていく予定である。
14. ドレスメーカー学院の社会貢献活動
産経新聞主催の衣服のリユースでパラスポーツを応援する「ふくのわプロジェクト」と協力のもと、リユースの専門家の指導を受けながら回収した古着を学園祭で販売し、その収益金をこのプロジェクトに寄付する活動を平成29年度から行っている。本年度も実施する。
アパレルや繊維関係の企業よりSDG’sの一環として余剰在庫や廃棄素材の提供受け、産学連携授業で制作を実施する。
他にも学園総体や財団が取り組む社会貢献事業には参加する。
アパレルや繊維関係の企業よりSDG’sの一環として余剰在庫や廃棄素材の提供受け、産学連携授業で制作を実施する。
他にも学園総体や財団が取り組む社会貢献事業には参加する。
15. 目黒商工まつり・目黒リバーサイドフェスティバルへの参加
コロナ禍前には、地域交流の一環として目黒商工会議所が主催する目黒商工祭り「目黒リバーサイドフェスティバル」に大学、短大、ドレスメーカー学院3校が参加して、各校の特色を活かした作品展示やワークショップを行っていた。ここ数年参加を控えていたが、令和5年度は、積極的に参加し地域交流を深めることとする。