事業計画
令和7年度年度事業計画
令和7年3月27日
1. 第3期中期計画の推進
18歳人口の長期的な減少傾向、卒業生の主な就職先であるアパレル・ファッション産業の長期的な展望、及び学園の第2期中期計画期間中における入学者数の推移に鑑み、令和3年度に策定した杉野学園の第3期中期計画について、現状を勘案し、令和5年度に見直し改訂を行った。令和7年度は第3期中期計画の最終年度であり、財政改革推進期間の2年目でもある。各学校の教育活動の外部への発信を強化して志願者数の増加を実現し、財務基盤の更なる強化を目指す。
ドレスメーカー学院のファッションビジネス科(2年制)は、特に近年志願者数・入学者数が減少していることから募集停止とした
当学校法人の経常的な収支バランスを示す経常収支差額は、近年支出超過が続いており、繰越収支差額は非常に厳しい状況となっている。そのため、令和6年度に引き続き入学者数の確保をはじめとする収入増加と業務改善及び徹底した経費の節減を行い、第3期杉野学園中期計画に基づき、収支の改善を図る。
令和7年度は、大学各学科の特色を活かした取り組みを推進するとともに、杉野学園の創立100周年にあたることから令和7年9月に記念の祝典を開催する。
また、私学法改正に伴い令和6年12月に文部科学大臣の認可を受けた新たな寄附行為に基づき、適切な運営を図る。
ドレスメーカー学院のファッションビジネス科(2年制)は、特に近年志願者数・入学者数が減少していることから募集停止とした
当学校法人の経常的な収支バランスを示す経常収支差額は、近年支出超過が続いており、繰越収支差額は非常に厳しい状況となっている。そのため、令和6年度に引き続き入学者数の確保をはじめとする収入増加と業務改善及び徹底した経費の節減を行い、第3期杉野学園中期計画に基づき、収支の改善を図る。
令和7年度は、大学各学科の特色を活かした取り組みを推進するとともに、杉野学園の創立100周年にあたることから令和7年9月に記念の祝典を開催する。
また、私学法改正に伴い令和6年12月に文部科学大臣の認可を受けた新たな寄附行為に基づき、適切な運営を図る。
2. 教育活動情報の発信強化
大学の広報活動については、各学科の教育活動のSNSによる発信の強化に引き続き努めるとともに、オープンキャンパスにおいて各学科、コース、専攻の特色をより高校生の興味と関心を惹くような展示の工夫や特別企画を増やす等内容の充実を図る。更に、学校訪問により当学園の教育活動の周知を図る一方で、学生アンケートやコストパフォーマンスなどを勘案し、駅広告やホームサインボードなどの掲出を見直すなど、より効果的な情報発信を推進する。
また、ドレスメーカー学院で各学科の適任者によるプロジェクトチームを中心に広報活動を行い、SNSを活用して作品展示やプレゼンテーション、ファッションショーなどの教育活動の最新情報を発信する。特に7年度は、YouTubeなどの動画配信に力を入れる。
また、ドレスメーカー学院で各学科の適任者によるプロジェクトチームを中心に広報活動を行い、SNSを活用して作品展示やプレゼンテーション、ファッションショーなどの教育活動の最新情報を発信する。特に7年度は、YouTubeなどの動画配信に力を入れる。
3. 外部評価の実施による授業改善
大学の内部質保証のための特徴的な自主的・自律的な自己点検評価である「アセスメントポリシー(学習成果の指標)による点検・評価」については、卒業生、企業人を含めた学外の専門家などによる評価を引き続き実施する。その結果を学内で共有するとともに、教学企画調査室(IR室)と連携することにより授業改善に繋げ、教育の質の更なる向上を図る。令和6年度に実施以降は、2年間で1回実施予定となる。実施しない年度は改善に向けた取組みについて検討する予定である。
4. 杉野服飾大学の教育活動
令和6年度は卒業制作発表を服飾学科では保護者や教職員、コース所属の2・3年生を対面で発表を見てもらった。表現学科は有観客で日野校舎にて発表を行い、その後目黒校舎でも同様に発表を行った。どちらも録画映像を撮影し、3月上旬から学修支援システム「manaba」にて在校生に発信を行ったが、今後は「manaba」配信を教務システムであるキャンパスマジックに変更する。また学生の許諾を得て、ホームページに卒業制作発表の抜粋映像を配信し、高校生等に向けて公開を行う。
令和5年4月に新設した服飾文化学科は、服飾文化の伝統や歴史を学び豊かでサスティナブルな未来のファッションの創造を目指す。令和7年度は3年次が開講されるが、入学者が伸び悩んでいることから、令和6年度から開始した科目等履修生の募集や転科を条件を付けて認めるなど学生確保に向けた取組みを引き続き推進する
令和6年度に若手教員は紀要などの掲載、助手は作品づくりをしてキャラリーUで合同の発表を行った。令和7年度は引き続き若手教員のスキルアップや育成のため積極的に研究を促し、本学の紀要や学会への発表を行うように指導する。これらの取組みにより、教員の研究能力の向上を図っていく。
令和5年4月に新設した服飾文化学科は、服飾文化の伝統や歴史を学び豊かでサスティナブルな未来のファッションの創造を目指す。令和7年度は3年次が開講されるが、入学者が伸び悩んでいることから、令和6年度から開始した科目等履修生の募集や転科を条件を付けて認めるなど学生確保に向けた取組みを引き続き推進する
令和6年度に若手教員は紀要などの掲載、助手は作品づくりをしてキャラリーUで合同の発表を行った。令和7年度は引き続き若手教員のスキルアップや育成のため積極的に研究を促し、本学の紀要や学会への発表を行うように指導する。これらの取組みにより、教員の研究能力の向上を図っていく。
5. ドレスメーカー学院の教育活動
令和6年度に受審した第三者評価の評価結果を踏まえ、令和7年度も自己点検・評価委員会を中心とした点検・評価を推進する計画である。その一環として令和7年11月と12月に「教育課程編成委員会」を、令和8年3月に「学校関係者評価委員会」を開催し、外部評価を受けた上で改革に取り組む。その議事録及び委員の所見は公表する予定である。
教員の研鑽の場でもある「ドレメセミナー」は、令和7年7月20日(日)に実施する。テーマはスカートやパンツなどの「ボトムス」とし、技術向上を目的に実物を製作する。
また、ドレメセミナーのほか、学生や関連校等のテキストとして使用する「Doreme New Pattern Book(ボトムス)」を令和7年度発行を目指し、教員が取り組む計画である。
時代のニーズを踏まえ、7年度より3年生以上の全学科で3D、CADの授業を導入する。
年度末には、卒業制作発表会「ドレメセレクション」を開催し、業界関係者による外部審査を実施する。学習成果の発表として、ファッションショーを行う予定である。
教員の研鑽の場でもある「ドレメセミナー」は、令和7年7月20日(日)に実施する。テーマはスカートやパンツなどの「ボトムス」とし、技術向上を目的に実物を製作する。
また、ドレメセミナーのほか、学生や関連校等のテキストとして使用する「Doreme New Pattern Book(ボトムス)」を令和7年度発行を目指し、教員が取り組む計画である。
時代のニーズを踏まえ、7年度より3年生以上の全学科で3D、CADの授業を導入する。
年度末には、卒業制作発表会「ドレメセレクション」を開催し、業界関係者による外部審査を実施する。学習成果の発表として、ファッションショーを行う予定である。
6. 杉野幼稚園の幼児教育の推進
令和7年度より、満三歳児クラスの開設及び園バスルートを拡充し、園児獲得に繋げる。
近年の物価高騰により、保育活動に必要な教材や備品などが相次いで値上りしており、今後の保育活動の充実を図るため、保育料を引上げるとともに、老朽化した園舎の改善を目指し、環境改善費の徴収も開始する。
就園希望の保護者が求める情報(園の活動ブログ、イベント情報、バスルート等)をホームページに掲載し、園の魅力を広くアピールして園児獲得に注力する。児童館や子育て広場などにポスターや幼稚園案内(パンフレット)を置き、広く周知を図る。
外部の研修及び園内研修を充実させ、教職員の質の向上に努める。
近年の物価高騰により、保育活動に必要な教材や備品などが相次いで値上りしており、今後の保育活動の充実を図るため、保育料を引上げるとともに、老朽化した園舎の改善を目指し、環境改善費の徴収も開始する。
就園希望の保護者が求める情報(園の活動ブログ、イベント情報、バスルート等)をホームページに掲載し、園の魅力を広くアピールして園児獲得に注力する。児童館や子育て広場などにポスターや幼稚園案内(パンフレット)を置き、広く周知を図る。
外部の研修及び園内研修を充実させ、教職員の質の向上に努める。
7. 杉野服飾大学日中服飾専門課程の教育の推進
中国浙江省寧波市所在の浙江紡織服装職業技術学院(高卒後3年制の服飾専科学校)と合同で平成22年9月に同学院に開設した「杉野服飾大学日中服飾専門課程」は、毎年80名から90名の学生を迎えており、令和6年9月には87名が入学し順調に運営されている。
毎年卒業生が杉野服飾大学に編入しており、令和7年度は11名の編入生を予定している。
また、協定校から学生・教員研修旅行の受け入れは相互理解を深めることにより、留学生募集の一助としてきたが、コロナ禍により中止を余儀なくされていた。しかし、令和6年度より再開、令和7年度も実施することとしている。
毎年卒業生が杉野服飾大学に編入しており、令和7年度は11名の編入生を予定している。
また、協定校から学生・教員研修旅行の受け入れは相互理解を深めることにより、留学生募集の一助としてきたが、コロナ禍により中止を余儀なくされていた。しかし、令和6年度より再開、令和7年度も実施することとしている。
8. 国際交流の推進
コロナ禍前は、多様な海外研修旅行のメニューを用意して学生の国際感覚を身につける機会を数多く設けていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響や国際情勢の不安定により中止していた。しかし、令和7年度はパリ・イタリア・イギリス・中国などの海外研修旅行を企画し、実行する。
国際交流の推進にあたっては、引き続き中国、ロシア、イタリアとの交流を推進する。特に、令和7年度は杉野学園創立100周年を迎えるため、記念式典にはそれぞれの代表者を招聘することにしている。
国際交流の推進にあたっては、引き続き中国、ロシア、イタリアとの交流を推進する。特に、令和7年度は杉野学園創立100周年を迎えるため、記念式典にはそれぞれの代表者を招聘することにしている。
9. 全国ファッションデザインコンテストの開催
本学園が主催する全国ファッションデザインコンテストは令和7年度に第62回目を迎える。前年同様に本審査、表彰等を行う計画である。令和7年度の本審査は令和7年10月25日(土)に杉野ホールで実施する予定である。
10. 杉野服飾大学附属図書館の利用サービス拡大
学外者への利用サービスとして実施している年間登録制度について、元教職員と卒業生であった対象者を、令和5年度より、服飾に興味関心を持ち探究及び調べ学習をする高校生に拡大した。高校生の学修支援と本学入学希望者の獲得、高大連携及び本学入学後の円滑な学修支援を目的として、令和7年度も引き続き実施する。
このほか、利用状況やニーズを継続的に把握し、適切な開館スケジュールを実施するとともに、館内における利用環境の維持・改善に努めることで、学修や研究活動の支援の充実を図る。
また、本館所蔵の貴重書を中心とした蔵書展示会を引き続き行うことで、学内外への図書館資料の周知に努める。
このほか、利用状況やニーズを継続的に把握し、適切な開館スケジュールを実施するとともに、館内における利用環境の維持・改善に努めることで、学修や研究活動の支援の充実を図る。
また、本館所蔵の貴重書を中心とした蔵書展示会を引き続き行うことで、学内外への図書館資料の周知に努める。
11. 杉野学園衣裳博物館企画展・常設展示の開催
令和7年4月14日から7月30日まで「2025年度特別展示 杉野学園の100年と杉野学園衣装博物館」展を開催する。1957年に開館した本衣装博物館と創立100年となる杉野学園との関わりについて、今までの展覧会を振り返ることにより、視覚的に体感することを目的とする。特に、在校生にとって杉野学園の歴史の中で博物館が果たした役割について知識を得るとともに、一般見学者にとっても杉野学園衣装博物館について知識を深める内容となることを目指す。また、後期には展示品を変更し展示を行う予定である。
12. 夏期セミナーの再開準備と中学生に対するものづくり教室等の開催
コロナ禍により中止してきた高校の教員に向けての「夏期セミナー」は令和6年8月5日(月)、6日(火)の2日間で「手織りを楽しむ-マフラーの作成-」や「ファッション業界のインターネットビジネスとテクノロジー」など11講座を開催した。令和7年度は8月5日(火)に高大連携の交流を入れた1日完結の講座を予定している。
更に、目黒区、品川区、大田区の中学生を対象とした「中学生ファッショングッズセミナー」は、開催に向け関係部署と内容や日程を話し合うこととしている。
更に、目黒区、品川区、大田区の中学生を対象とした「中学生ファッショングッズセミナー」は、開催に向け関係部署と内容や日程を話し合うこととしている。
13. ドレスメーカー学院の社会貢献活動
産経新聞主催の衣服のリユースでパラスポーツを応援する「ふくのわプロジェクト」と協力のもと、リユースの専門家の指導を受けながら回収した古着を学園祭で販売し、その収益金を同プロジェクトに寄付する活動を平成29年度から継続しており、7年度も実施する。
ドレスメーカー服飾教育振興会が主催する、小学生を対象とした服作り体験プログラム「ドレメ・キッズスクール」の運営を行う。
アパレルや繊維関係の企業よりSDG’sの一環として余剰在庫や廃棄素材の提供受け、それを活用した作品製作を行う産学連携授業を実施する。
そのほか、学園総体や財団が取り組む社会貢献事業にも積極的に参加する。
ドレスメーカー服飾教育振興会が主催する、小学生を対象とした服作り体験プログラム「ドレメ・キッズスクール」の運営を行う。
アパレルや繊維関係の企業よりSDG’sの一環として余剰在庫や廃棄素材の提供受け、それを活用した作品製作を行う産学連携授業を実施する。
そのほか、学園総体や財団が取り組む社会貢献事業にも積極的に参加する。
14. 社会連携・地域貢献の推進
目黒商工会議所が主催する目黒商工祭り「目黒リバーサイドフェスティバル」に大学、ドレスメーカー学院が、各校の特色を活かした作品展示やワークショップを行うなど教育機会、人材育成を通じて、地域と連携し貢献する取り組みを推進する。